空調服は素晴らしい!熱中症対策の最強ツールですよ

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  • 選ぶ基準は長袖かベストか
  • バッテリーとケーブルは2個持ちが安心
  • 不具合やマイナートラブルはまだまだつきもの
  • 3年もするとのゴムが劣化して、風が逃げてしまうことも

 みなさんこんにちは、オケラです。洗い屋という工務店さん向けの掃除屋をしています。5月に入り、蒸し暑い日も増えてきました。2017年の夏に初めて購入した空調服は、僕の夏の地獄のような苦しみを、ずいぶんと和らげてくれた最強最高のツールです。どこの誰だか知りませんが、良いものを作ってくださったものです。熱中症対策は水分・塩分補給と休憩、そして空調服で十分な効果を得られると思います。初めて空調服の購入を検討されている方は、是非お読みください。

 僕が空調服を初めて購入した2017年の夏は、主観ではありますが、まだ、建築現場で空調服が大ブレイクする前の年だったと思います。今ほど、たくさんのメーカーや作業着メーカーの自社ブランド品は、あったかもしれませんが、影が薄かったですね。空調服メーカーはサンエスとほにゃらら(忘れました)というメーカーが幅を利かせていましたので、特に考えることなく、僕はサンエスの空調風神服を購入したのでした。値段は1着あたり税込み17000円を少し切るぐらいでした。フード無しの長袖タイプです。

これで1セットです、バッテリーひとつです

 その時、アルバイトの人の分まで入れて、合計6着買いました。本来、空調服は、汗でぬれた体の表面を、風が吹き抜けることによって発生する気化熱により、体温を下げる仕組みになっているので、同じファンとバッテリーを使うのであれば、ジャケットは長袖やフード付きの方が、効果は高いはずです。しかし、僕と父上を除いて、みんな袖をまくって着ていました。袖が邪魔でうっとうしいそうです。建築現場は夏でも長袖ですので、そんなに変わらないように思うのですけどね。僕のように汗を1gでも乾燥させ、体温をわずかでも下げたいこだわり派でもなければ、初めから今年はやりのベスト型を選ぶ方がいいかもしれないですね。

 ところで、風速とバッテリーの関係については、他社の製品を使用して比べたわけではありませんので断言はできません。ですが、このメーカーのバッテリーは最強とか、ファンの滑らかな動きは上質を極めている!なんてことはないでしょう。カタログ値の通り、バッテリーは使ったぶん減るだけです。僕のサンエスのバッテリー(RD9870J)は初年、カタログ値の通り、風速4段階の最強で使用してぴったり8時間で切れました。おもしろいぐらい、他のみんなも同じタイミングで止まりだして笑いました。翌年は同じように使って、寿命が1時間ほど減ってしまい、その翌年にはさらに1時間ほど減ってしまいました。ですので、僕はバッテリーは2個持ちです。皆さんにも、それはお勧めします。不意打ちで止まられてしまったら、現場によっては死んでしまうかもしれませんからね。

 バッテリーについては特に不満はありませんでしたが、ファンとケーブルの不具合には悩まされました。特にケーブル(RD9930)の接触不良は、歩留まり半分でしたね。なにせ使い方が荒っぽいものですから、単純に不良品だ!コンニャロウ!とは言いませんが、強度は低かったようで、2年で4個買いました。ネットでもずいぶんひどく罵られていましたね。そりゃ突然止まられたら、たまったもんじゃありません。それでひとつは予備においています。また、ファンも2年目に回転が悪くなったのですが、ケーブルが悪さをしているようでもなかったので、自分で分解してみました。すると、ファンがモーターの軸から抜けかけていたのでした、あれま。押し込んだら元に戻りました。もうひとつは原因不明のままです、おそらく断線でしょう。ところで作業環境にもよりますが、2年もするとファンの汚れが気になってきます。風量自体にそんなに悪影響を与える程でもないそうですが、僕は分解して掃除してみました。職人をしている人でしたら、そんなに難易度は高くないように思いますが、メーカー側の分解防止対策で、カバーを外すツメの位置などは、なかなか探りにくかったです。

2019年に購入したものです、ジャックひとつが黄色になっていますそれまでは3つとも黒でした

 空調服購入後、3年目に入りました。いつもなら、ボンレスハムと言いますかバッファローマンのように上半身がパンパンに膨れ上がるのに、なぜだかその年は音のうるさいヤッケです。今度は何かなと調べてみると、ジャケットのすそのゴムの弾力が無くなってしまい、すそをしっかりとしぼれないものですから、首とそでから本来吹き抜けるべき風が、無駄におなかと腰から逃げてしまっていたのでした。他のみんなはならなかったので、洗剤と洗濯の回数が違うのかいなと思いました。すそのゴムの縫い方がしっかりしていて、替えゴムを通す隙間がなかったので、やむを得ず、たくって縫いました。なんとか元の状態に戻りました。めでたしめでたし。

やることがみみちいですね

 3年間のサンエスの空調服の使用感は以上に述べた通りになります。空調服は、まだまだ改良の余地のある、出始めて数年の商品ですので、不具合やマイナートラブルはやむを得ない部分もあるでしょう。これらのことを知っていただけたら、どのメーカーの製品を購入しても、そんなに失敗にはならないと思いますよ。何が起きても、オケラくんがブログで言ってたように、まあこんなもんかいなと構えておけば、そんなに腹も立たないでしょう。また、これも空調服ならでは効果なのですが、長袖シャツの雑菌臭がほとんど無くなりました。僕は夏になると大量の汗をかくため、長袖シャツが割と早くに雑菌臭がするようになっていたのですが、空調服を使用していると、雑菌臭の発生がほとんどなくなりました。夏になれば、いつも週イチぐらいで作業着をハイター漬けにしていたのですが、何だか物足りない感じです。それと、僕の着ている空調服のメーカー、サンエスのバッテリーで使用できる面状発熱体が売っています。バッテリーのカイロです。単車乗りの方にはお馴染みでしょうが、真冬にはあなどれない働きをしてくれるそうな。

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 最後に、僕からのおすすめのメーカーというものは、特にはないのですが、かっこいい、おしゃれな職人さんはバートルというメーカーの作業着を着ている方が多いように思います。もちろん中肉中背でお腹がポンではコメントのしようもありませんが、細身の職人さんであれば、なんとなくシルエットがしゅっとしていて、かっこいいですよ。わたくしオケラはワークマンのださい作業着です。ではでは

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