さえないおっさん、トリシティ300に乗って道後温泉までソロツーリングに行く!でも入場制限で入浴できずにがっかり

Uncategorized
改修工事中でモダンアートなおおいがかぶさっていました

 みなさんこんにちは、オケラです。洗い屋という工務店さん向けの掃除屋をしています。このブログを読んでくださっている方は、同じトリシティライダーの方が多いのかいなと勝手に思っていますが、皆さん距離はどれぐらい乗っていらっしゃるでしょうか?僕のトリシティ300が納車されてからもう少しで1年を迎えますが、まだ走行距離は5000㎞ちょっとです。あまり乗っていません。心の友TKが、「ちょっとの時間が空いた時のツーリングの目的地にするのに丁度いいよ」と言って道の駅スタンプブックを買ってくれ、何度か半日程度まわったりしたのですが満足できません。今の僕は相棒のトリシティくんと少しでも遠くまで走りたいのです。バイク慣れしていて、年に数回H社長やKTB社長などと1週間ぐらいのロングツーリングに繰り出している心の友TKなどは、きっと忘れてしまった初心者ならではの感覚なのでしょうか。そんな折、現場が急にキャンセルになりましたので、まる一日休みとなりました。僕の仕事は結構に薄利多売なもので、工務店さん向けの仕事が無くてもマンションの共用部の定期清掃などをはめ込んだりできますから、完全にフリーな日はそんなにありません。やっほーい!僕の心はがぜん浮足立ちました。遠くまで行ける!普段の僕なら高速道路メインなソロツーリングは選択肢から無いのですが、遠くまで行きたいし行ける状況にはかないません。ぐへへ、思い切って高速道路を駆使しての道後温泉入浴ツアーを思いついたのでした。大阪在住の僕にとって巨大な吊橋でつながっているとは言え、四国は海に隔たれた別世界な感覚があり、あこがれとある種の非日常的な特別な場所ですから、気ままなショートトリップにはばっちりです。しかも、現場のおっさん連中は四国出身者が少なからずいて、遠いながらも身近に感じていました。あすの天気予報では西日本は高気圧に覆われて風もなくおおむね晴れ、2月なのに最高気温は10度を越えそうです。うれしー

 前夜、自分の中での最強の寒さ対策を用意しました。ロトの鎧と水鏡の盾を装備するようなものです、と言っても電熱チョッキとつま先ヒーターのことです。僕の大好きなバイクブランド「コミネ」の電熱チョッキは発熱体が少なかったうえ購入後にすぐ壊れてしまったので、5000円ほどの中華製に買い替えました。こちらは発熱体が腹・肩・背中・腰の7面あり、なかなかよろしい。コミネのつま先ヒーターは無いよりかはましというレベルです、温かいというレベルまでいきません。低温やけどを心配する必要はないでしょう。少し下品ですいませんが途中のパーキングでうんちをした時に左側のコネクターが抜けてしまっていたようなのですが、明らかな違いを感じなかったぐらいです。バッテリーは発熱体との相性があるのかもしれませんが、つま先ヒーターは消費電力が少ない為か僕の空調服のバッテリーは誤作動と認識してしまうようで、すぐに給電が切れてしまいます。USBポート付きの新しいタイプの空調服のバッテリーは大丈夫なので、使い回しができて助かりますわ。それと僕のトリシティ300は2度バッテリー上りを経験していますので、遠出するにはいささかの心配がありますが、世界樹の葉ともいえるすばらしいアイテムがあります。あるトリシティオーナーさんのブログで紹介されていたモバイルジャンプスターターです。モバイルバッテリーとして普段使いできるのですが、いざという時にはジャンプスターターにも使用することができるのです。僕は運の悪い星のもとに生まれていますので、これぐらいの備えは必要です。皆さんにもお勧めしますよ、5000円ぐらいでした。ついでにプロテクター類もご紹介します。トリシティ300を選ぶような方は、おそらく安全意識の高い方が多いと思いますので、僕の心配性もご理解いただけるのではないでしょうか?みんなにはアイスホッケーのキーパーみたいと笑われます。

出かけるときは忘れずに!
夏は暑苦しいですが、冬はぬくくていいですよ

 朝です、6時ちょうどに出発しました。やはり寒いです。トリシティ300のディスプレイには雪の結晶が点滅し、マイナス1度となっておりました。まあ路面の凍結までは大丈夫でしょう、橋や横断歩道などの塗装面なんかは気を付けることにします。そして今日は防寒対策もばっちりですし、僕のトリシティ300には贅沢な機能が備わっております。ナックルガード付きのスクーターということで、直接の風は体のどこにもあたりません。グリップヒーターも強だと親指の先端以外は安定して温かく、コミネのつま先ヒーターも少しは仕事をしてくれているのか、冷えて痛いような感覚はありません。それでも8時過ぎまで外気は3度以上には上がることはありませんでしたが、寒くてもう帰ろうかという気にはならない程度でした。上手くいきました。2時間ほど走ってから淡路サービスエリアで休憩です、スターバックスも入店していてさらにここには観覧車もあり、ずいぶんと観光に力をいれているのが感じられます。観覧車はいいですよね、不思議な魅力に遊具施設としてはナンバーワンの存在感なのではないでしょうか。

いい眺めです、タイムスタンプは7時50分でした
奥さんのご両親の金婚式記念で一族で旅行した際、みんなで乗りました

四国のトリシティオーナーさんかな?しばらく走ってから鳴門海峡の大鳴門橋の手前で反対車線にトリシティ300の姿が一瞬見えました。兄弟に会えたようでにっこりです。グーグルマップのナビゲーションでは、いったん高松自動車道の板野ICで降り、徳島自動車道の藍住ICに乗り継ぐように案内されます。インターを降りてしばらく、反対車線ではありますが道の駅「いたの」の隣にエネオスもありましたので、給油しておきました。次に給油できたのが吉野川サービスエリアでしたので、ここで給油していなければ、微妙に燃料の残量を気にしなくてはいけなかったかもしれません。吉野川沿いの山の中腹を走る徳島自動車道は常に眼下に広々と視界が開けていて、川の反対に連なる四国山地のスケールの大きい山並みが続いているものですから、走っていても飽きてきません。頂上付近は雪も残っている山々も多く、標高の高さも感じられました。全く知らない地域を走るのは見るもの全てが新鮮で本当に楽しいですね。それに今はグーグルマップが至れり尽くせりの案内を無料でしてくれますのでありがたいですよね。ですが心の友TKはグーグルの案内は不親切な時があるので、300円程の地図アプリをいれているとのことでした。可処分所得の多い人はいいよなあ。それにしても20年ほど前のツーリングでは、広域マップルと府県別マップルに必要なページに付箋をはさみ込み、畳はんぶんぐらいのサイズの市街地図を小さくたたんでタンクのバッグの半透明なホルダーに挟んで何度もバイクを止めては確認したものです。いい時代になりました。休憩を何度か取りながら、松山ICを降りました。ここから道後温泉までは10㎞ほどあり、しかもけっこうな渋滞が続きます。道すがら、大きめの歌碑が何か所も建っているのを見ました、松山は文学に力を入れているのでしょうね。また、路面電車の街のようです、風情があっていいですよね。ナビゲーションの目的地にしていた「道後温泉東無料駐輪場」に到着したのは11時半を少しまわったところでした。小さくもないのですが大きくもない駐輪場で、きれいなトイレと屋根付きの休憩所も併設されています。僕が到着した時にはすでにいっぱいになっておりましたが、自転車6割・原付2割・自動二輪1割といった感じでした。ソロで行く場合は自転車を少し詰めて自分の場所を作ることは可能ですが、グループでの場合だと近くにいくらでもあるコインパーキングになるのかもしれませんね。

これが道後温泉本館
駐輪場の入り口はこの建物の裏側になります

 早速ビニール袋にパンツと靴下をいれて道後温泉本館にいきました、入浴料は420円だそうな。浴衣のご家族と受付のスタッフの方が何やらお話中です。どうやら整理券を配布しているようでした。僕の番になり、入浴は可能ですかと尋ねたところ、一番早くて15時とのことでした。だめだ、待てないわ。帰りは休憩を含めて5時間はかかるでしょう。残念ですがあきらめて帰ることにしました。帰りの道々、少し早めに帰るのも、同じ道で帰るのも能がないなと考えていたのですが、そこでひとついいことを思いつきました。今治から尾道を抜けていく、しまなみ海道から山陽道経由で大阪に帰るのです。僕は奥さんのご両親と同居している、いわゆるマスオさんなのですが、ご両親が旅行の際にしまなみ海道を通って四国入りした時、連続する島と橋の風景に魅了されたと言っておられたのを覚えていたからなのでした。実際走ってみてわかりましたが、さまざまな個性的な橋が島に溶け込み、地元の住民の皆さんのインフラとしても重宝されている様子です。橋の半分は一般道路として使用されていて、歩いている人や自転車に乗っているひともたくさんおられました。また、この地域は造船業が盛んとみえて、大きな船が係留されているのかドック入りしているのかわかりませんが、無数のクレーンに囲まれているのをあちこちで見られて圧巻です。ところで海運会社の社長さんの動画で船の裏方を紹介してくれている僕のお気に入りのコンテンツがあります、とても面白いのでぜひご覧ください

ドックを沈めてタンカーを出し入れしてみた!レア度満点!丸型のタグボートも!浮ドックの謎に迫ります。 内航タンカー 豊正丸 → しなつ 東幸海運株式会社
バイクもいいですが、船もいいですよね

 しまなみ海道の因島にある大浜PAで少し遅めのお昼ご飯にしました。食券販売機でまごついていると、愛想のいいおばちゃんスタッフが対応してくれました。どうもすいません。選んだのは尾道ラーメンと半チャーハンです。おいしくて体も温まり、お汁は全部飲みました。後はだらだらと帰るだけです、無料音楽アプリのスポティファイを聴きながら能天気なツーリングを堪能することができました。めでたしめでたしです。

おみやげや、お菓子などもたくさんならんでおりました
チャーハンの量がもう少しあれば

コメント

タイトルとURLをコピーしました