オケラのおすすめ!日立掃除機CV-95H2 業務用掃除機の名機

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 みなさんこんにちは、オケラです。洗い屋という工務店さん向けの掃除屋をしております。洗い屋歴は20年を超えていますが、ずっと相棒としてこき使っているのが、日立の掃除機CV-95H2です。H2というだけあり、もともとは95Hでした。カラーリングも確か元はグレーで、今のブルーグレーに変わって幾分か、かっこよくなりました。職人さんと違い、いくらこき使っても不平を漏らさず、仕事のレベルも非常に高いH2の魅力を、万感の思いを持って語らせていただきます。

 何はともあれ掃除機の命は、その吸引力でしょう。時々、現場の人や応援の職人さんに貸してあげるのですが、ほぼ全員ものすごい吸いよるなあと、感嘆してくれます。吸口ノズルの床に吸付く手ごたえが、どの掃除機とも次元が違うからです。事務所のタイルカーペットや工場の長尺シート・リノリウム塗装の床はもとより、玄関周りのタイル・コンクリートの土間など、場所を選ぶことはありません。

このブラシ表面のごみを浮かし、吸引助けます

本来、ほうきではかなければならないと思い込んでしまっていますが、タイル張りの床は掃除機の方が相性がいいのです。タイルの目地や隅っこにたまった砂粒などは、ほうきではすっきりきれいにできません。吸込むのが一番です。僕は常々掃除機が発明されるまで、ほうきだけではきっと今ほど建物の中をきれいにできなかったろうなと、いつも思うのです。H2は家庭用掃除機のように吸い口のローターといったデリケートな駆動パーツもない、原始的な仕様ですから、雑に扱うことに全く気兼ねしないで済みます。掃除機に対して遠慮してしまうという気持ちが全くわかないのも、業務用のいいところです。泥落としマットに引っかかっている切削くずなんかも、千枚通しでちょいちょいほじくり出してやれば、ストレスなくきれいにできます。棚用吸い口(毛の付いた吸口)をつけると、ドアやエアコンの上、エアコンフィルターやトイレ・洗面所の換気扇の表面に、フェルトの生地か和紙でも貼りついているのかなと、勘違いしてしまいそうな程、もこもこにつもった綿ぼこりたちを、一撃で吸込みます(内部は分解しなければ、きれいにできませんよ)。自動ドアのレールにたまった砂粒や小石も、ほほいのほい。ただし、水気を吸った砂粒は、レールにひっついてしまっていることが多いので、歯ブラシなどで起こしてやる必要があります。

 ゴミの吸入容量もたっぷりあります。綿ぼこりメインの事務所なんかですと、頻繁に捨てる必要もないでしょう。吸いが悪くなったら、説明書の通り、ケース(モーターの入っている掃除機の上部)を外してフィルターをバタバタさせると吸引力はそれなりに戻ります。僕は住宅の新築現場で使うことがほとんどで、吸い込むごみは、木くず・金属くず・クロスのパテ粉・石膏ボードのかす・モルタル(セメント)の粉など、説明書で禁止されているもの(固化してしまうもの)ばかりです。粉系はとても目詰まりしやすく、フィルターを頻繁にばたばたしなければなりません。そして、気になるのが説明書の10㎛(マイクロメートル)以下のものは吸引しないでくださいという文言です。10㎛といえば、小麦粉やセメントの小さい部類の粒子の大きさで、100㎛だと髪の毛の直径なんだそうな。こちらは発火の原因となります、とあります。僕はほぼ毎日1~2時間、掃除機にとってはNGの10㎛前後のごみを吸い続けていますので、おそらく普通の使い方と比べて寿命が短く、約4年たたないうちに故障してしまいます。

 毎日使っていると、モーター音の違いがわかってきます。ごみが詰まってくると、苦しそうな音になり、取り除いてやると元に戻ります。故障の少し前になると、ウィーンという通常のモーター音に、ベアリングが摩耗するのか潤滑剤が枯れてくるのか、シャーという金属のこすれる音が混じってくるようになります。そして、故障直前になってくると、スイッチをオンの状態からオフにした時、通常ヒューーーーンとミュートしていくモーター音が、ブレーキでもついているのかなというような、ひゅんっ!という、メリハリの利いた音にかわってきます。もう、寿命ですね。ですが、職人さんやアルバイトの人は、焦げ臭いにおいがしてもまだ使い、モーターががりっと言って焼けついて止まるまで使います。みんな怖くないのかな。

 故障すれば修理です。修理代はなぜだかいつも税込み16500円。えっと思われるかたも多いでしょう。価格コムだとカメラのキタムラで税込み21800円とありました。別売りで購入すると、床用吸い口が税込み2700円、ホースノズルが税込み5000円ぐらいなので、修理するくらいなら、新しい物に買い替えた方が安く上がります。とは言うものの、僕は掃除機をネットでは買わず、洗い屋の材料屋さんで購入しています。いつも様々な難易度の高い汚れを落とすのに困った時、豊富な知識で助けてくれるのが材料屋さんです。ほとんどの場合、グーグルで検索するよりも情報が的確で、即応してくれるので助かります。材料屋さんでH2を購入すると、税込み27500円。これまた微妙に高いのですが、普段のおつきあいから考えると、別に高いとは思いません。そして僕の性格は相当にみみちく、お金が一度にまとまって出ていくより、小刻みに出ていってくれた方が、心が落ち着きます。ですので、修理一択です。どちらが得なのかはよくわかりませんが、これは性分なので仕方ありませんね。

購入日と修理日を記入しています。保護フィルターなくしたので適当なスポンジをはめ込みました

 修理から帰ってくると、もちろん治っているのですが、なぜだか修理内容が明細として書かれていません。モーターの日立、不思議な会社ですね。モーターの交換はしているらしいのですが、その他スイッチのゴムカバーや保護フィルターが新しくなっていたりします。明けても暮れても毎日こき使っている掃除機なので、なんだか単なる物を通り越した、相棒のような存在になってきます。修理できる間は、使い続けていきたいなあと思うのです。

 それと付属のコードは8Mあり、思いのほか、広範囲に届きます。実は、普通の掃除機のようにしゅるしゅるコードを巻取るのではなく、延長コードを本体の凹んだ穴にぶすっと差込みます。原始的ですが故障のリスクがなく、そのそっけなさが業務用的で好印象です。しかも本体への差込口が一口タイプの延長コードとしても利用でき、日立の開発者の方の、行き届いた配慮には本当に敬服するばかりです。限られた道具を使い回さなければならない現場では、道具の汎用性はことのほか重要なのです。

コードをきれいに巻くのには、慣れが必要です。コードに癖がついたら、簡単に巻けますよ

 いいとこだらけのH2ですが、やはり欠点もあります。同じような用途で性能の業務用掃除機の中では一番コンパクトなサイズではありますが、とにかく重い。現場はキズ厳禁ですから、僕や職人のみんなは掃除機を片手で持ち上げて使います。しかし、家庭用の掃除機の倍近くある重さは、女性にはちと厳しいでしょう。実際、マンションや施設などでの日常清掃にH2が使われているのを見かけることがありますが、使っている女性作業者の方は、みんなさんノズルを両手で持って、掃除機本体は引きずっておられます。そう使うと、やがてノズルホースと掃除機の接合部が切れてしまうのですが、片手持ちだと毎日使っていても、たいてい2年はもちます。また、切れてしまっても、みなさんテープでぐるぐる巻きにして、しっかり使い込んでいる様子です。

 音もやかましいですね、家庭用の倍とは言いませんが、1.5倍ほどの体感です。まあ、業務用ですから、当たり前というレベルです。それと、水も吸えません。

 そして、丸ノコやサンダーとの連動はしません。木くずや石膏ボードの粉をしぶとくタフに吸い続けなければならない連動型と、普通使いの掃除機の業務用版のH2では、元々使用目的が違います。これは同じ掃除機であったとしても1台の掃除機で、使いやすさのいいとこ取りの、しにくいジャンルなんだと思います。連動型はどちらかというと、集塵機に近いタイプのようです。

 僕はこれが一番のネックかなと思うことがありまして、それはごみの捨て方です。説明書にはおおまかにいうと、このようにあります。1、フィルターゲージを20回ほど振り2、フィルターを取り出し、ごみを捨てる。3、元にセットする。

フィルターゲージは外した方が扱いやすいですね

 ですが、この方法ではフィルターは見た目にもきれいになりません。吸引力もフィルターを水洗いした後に使用した時と比べ、劣っているように感じます。まあ、開発者の方々がスペックとして目論んでいる吸引力がそれであるならば、それにならうほかありませんが、いささか物足りなさも感じてしまいます。でも、この方法以外、自分がほこりを浴びずに済む方法はありません。手っ取り早いのは、購入時にフィルターとフィルターゲージ(白いかごです)をつないでいる白い樹脂パーツをはずし、この2つが分離できるようにし、そして、近隣にご迷惑とならないように配慮しつつ、自己流でほこりを落とします。すると、間違いなく、周囲は煙幕を張ったかのようになります。黒板消しをバンバンはたきまくったような状態です。ごほごほごほ。後はフィルターの内側にごみが回っていないか確認し、セットし直すだけです。ですが、僕はほこりまみれが前提の仕事なので、何とも思わないのですが、普通の方々は違います。そんな不衛生極まりない掃除機など、有り得ないかもしれません。でもそこは、日立の開発者も十分に承知しているようでCV-G95Kという紙パック式の同型機が、ちゃんとラインナップされています。心強い限りですよね。紙パックはアマゾンで10枚入り送料込み1073円、楽天で10枚入り1386円プラス送料550円からありました。コスト大嫌いの僕にとって、紙パックなど論外ですが、ちゃんとした会社ならば、どうということはない金額でしょう。同機を持った洗い屋仲間のおじさんAの掃除機を見せてもらったことがありますが、吸入口と紙パックの取り付け部分の構造が少々複雑そうでした。抜けたりしないんだろうか?紙パックを時々つまんで揺らしてやると、気持ち吸引力が回復するんだそうな。ちなみに結局紙パック代がもったいなくなってきて、きんちゃく袋のような布フィルターに変えたそうです。

かなり頑丈そうです
チャック開けてゴミ捨てします

 掃除機は、使用環境や目的によって、求められる性能は実に様々です。これが一番というものはきっと無いでしょう。ですから掃除機と検索しただけで、無数の掃除機達が現れてきます。ですが、その中でみなさんのもと、感服してやまない日立CV-95H2くんが大活躍してくれることを、僕は勝手に望んでいるのです。ではでは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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